2013年10月22日火曜日

貴婦人と一角獣の小さな花たち


貴婦人と一角獣の背景を埋め尽くす花々。ミル・フルール(千花模様)については以前書きましたが、それぞれの花の特徴を捉えて生き生きと描かれた花々は、どんな植物がモデルとなっているのでしょうか。

ミント、すみれ、ひなぎく、なでしこ、つるにちにち草が見分けられるそうです。 実際に中世末期の貴族の庭にあった花々で、当時の庭が偲ばれるとか。

「タペストリー」という本の中で、ポール・マリー・グランは、貴婦人が空飛ぶ絨毯に乗っているようだと書いています。その「絨毯」の上にも花々が。

現実的に考えると、行列の時や城の中で、王侯貴族の足下に花束をばらまいた習慣と関係があるかもしれません。

でも、植わっているように見えるんですよね。木も植わっていますし。

あれが無かったら、本当に人物たちは浮遊してしまうから、地に足をつけるために、地面を少し付けたのかもしれませんね。

何なのでしょう、あの絨毯‥

<広告>
ヨーロッパの職人が作ったゴブラン織りのタペストリー

人気ブログランキングへ

0 件のコメント:

コメントを投稿