フェルメールの『レースを編む女』はレースを編んでいない?
パリのルーブル美術館にある『レースを編む女』。17世紀オランダの巨匠、フェルメールの最も有名な絵の一つでしょう。でもよく見ると、この女性、レースを「編んで」はいません。 左手には二つの糸巻き、つまりボビンを持っています。ですから、編み針でレースを編んでいるわけではないのですね。 元のタイトルは何なのか。オランダ語はわからないのですが、英語のタイトル The Lacemaker はおそらくオランダ語からの訳でしょう。この作品は、それまでのフェルメールの絵と違って、背景に何も描かれていません。 ピント(?)は女性の手仕事の部分に合わされています。その他のところは僅かにぼやけ、手前の赤い糸など本当に曖昧に、 まるで液体のように流れています。<広告>
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