2018年2月15日木曜日

ヒスイ豆知識 - カナダの翡翠(ジェード)





カナダのヒスイを最初に見つけたのは、中国人移住者だったそうです。
金を探していた時に偶然見つけたそうで、金ではなかったため、放っておいたとか・・・
カナダでヒスイの採掘が本格的に始まったのは、なんと1970年代のことと言いますから、つい最近ですね。
東アジアや南米では宝石として珍重され、特別な力を持っていると信じられたヒスイ。
西洋ではそのような歴史はないため、美しい自然石として自由に楽しんでいる人が多いようです。
「東洋の神秘」とかに憧れている人は別だと思いますが。
デザインも、東洋の伝統的なものだけではなく、現代の感覚にマッチしたものがあって嬉しいかぎり。
私たちも、カナダの人々のそんな感覚を逆輸入していいのかもしれません。
ところで、カナダのヒスイはネフライト(軟玉)と呼ばれるものです。
日本で宝石として珍重されているのは、ヒスイ(ジェード)の中でも主に硬玉と呼ばれるもの。

だから、カナダのヒスイは資産としてコレクションするものではありません。
原石に手を加えずに加工しているため、ブチが入っていることもあります。
それらをイヌのブチに見立てたりして、生かして使っているのですね。
カナダのジェードは、自然の美しさやデザインの良さを純粋に楽しむためにコレクションするのが合っていると思います。


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