2013年11月21日木曜日

ヨーロッパのクリスマス・デコレーション*クレッシュ


ヨーロッパのクリスマスで、ツリーと並んで人気があるのがクレッシュ。
クレッシュとは、イエス生誕の情景を人形や家畜小屋の模型で再現したもので、ツリーの下や、棚の上に飾ります。

幼子イエスは、宿屋が満杯だったため、馬小屋で生まれ、飼い葉桶の上に寝かされたと聖書にあります。
ラテン語で飼い葉桶はcripiaというそうで、フランス語のcrecheの語源となっています。

今クレッシュというと、保育園の意味でもあります。

さて、クレッシュをクリスマスに飾る習慣がいつ始まったかについては‥やはり色々な説があります。

フランス語版ウィキペディアによれば、1223年、サン・フランチェスコが、洞窟の中にしつらえた庵の中でクリスマスの説教を行い、村の人々が、マリア、ヨセフ、羊飼い、東方の三博士、村人の役を演じたとあります。
動物の役も、本物の家畜によって演じられた(?)そうです。

つまり、最初のクレッシュは置き物ではなく、生き物だったのですね。

今日のクレッシュに似たものが教会に飾られるようになるのは16世紀、イエズス会の人々が始めたそうです。

今でもクリスマスの前になると、大小のクレッシュが、教会や広場、家庭に現われます。でも、小さなイエス様を置くのは25日になってから。

それまで、マリア、ヨセフ、羊飼いたちは、じっと待っています‥

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