2013年11月19日火曜日

ヨーロッパのクリスマス・デコレーション*クリスマスツリー


クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝うお祝いですが、ツリーを飾る行事は、クリスマスのお祝いが始まるずっと前から行われていました。

ツリーの由来には色々な説がありますが、フランス語版ウィキペディアには次のような説明があります。
北欧やケルトの民は、冬のお祭りに、木、特に葉がなくなることのない針葉樹を、永遠の命のシンボルとして使いました。
ロウソクやリボンで飾ったり、木の実や麦を飾ったそうです。
キリスト教の発展とともに、民間信仰の習慣がキリスト教のものとして同化されたということです。

ヨーロッパでは、クリスマスになると、信者であろうがなかろうが、家族が一同に顔を合わせてお祝いをします。
子どもを連れて祖父母のところに集まるという一家も多いようです。
子どもたちにとっては、誕生日と同じくらい大切な日です。

子どものいる家庭では、ほとんどの場合、クリスマスツリーを飾ります。
市場や花屋、スーパーでもみの木を買って来る人が多いです。
「クリスマスツリーは子どもが見上げるくらい大きくなくっちゃ」と言う人もいます。

もみの木は、生木です。
庭があれば木を植えることもできますが、都会に住んでいる人の場合、たいていは切った木を家の中に飾るようです。

こう書くと、残酷でもったいない気もします。
しかし、ほとんどはクリスマスのために栽培された木であり、消費が植樹を促すため、環境のためには、石油で作ったプラスチックのツリーよりも良いようです。

ツリーは年明けまでとっておく人がほとんどです。
家の中にもみの木の香りが漂い、気分が良いものです。
キリスト教では、クリスマスの12日後、東方の三博士が来た日に取り外すということになっているようです。

子どもたちのクリスマス休暇が終わって再び学校に行く頃、歩道には捨てられて、集められるのを待っているもみの木がいっぱい。
国によっては、リサイクルして肥料にするそうです。

子どもたちの中には、仲良くなったもみの木とさよならするのが辛いという子もいます。
我が家もその例にもれず、切った木は捨てなければならないのでもう買うのをやめました。
バルコニーに小さなもみの木を植えて飾ります。
子どもがもっと幼かった頃は、大きなもみの木を買って来て飾っていたのですが、子どものためと言って、子どもが喜ばないことをするのは変ですから。
もみの木は家の中に入れると弱るため、クリスマス前後の3日間だけ、家の中の暖房から離れたところに置いて楽しみます。

小さいながらも酸素を吐き出し、数々の小さな命の住処になってくれるバルコニーのもみの木。

ツリーに吊す飾りは人それぞれです。
イリュミネーションをいっぱい付ける人、年によって色のテーマを決める人、素朴な飾りを好む人‥

我が家の小さなもみの木には、重い飾りは付けられません。
でも、ベルギーはさすがにレースの国。
レースのクリスマス・デコレーションもあります。

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