2018年3月20日火曜日

カナダ先住民のイヌクシュクとは


イヌクシュクはカナダの先住民が古くから作っていた石組みです。

2010年バンクーバー五輪のエンブレムにも使われ、有名に。

イヌクシュクは遠い所からも見えるので、今では主に広大な大地に立つランドマークとして使われています。

ですから、観光客などが勝手にイヌクシュクを作ることは禁じられています。

見た人が道に迷ったら大変ですものね。

実はこのイヌクシュク、かつて先住民は他のことに使っていたそうです。

銃が無かった時代、カリブーを狩る助けとしていたとか。

まずたくさんのイヌクシュクを作って並べます。

並び方は、入り口は広く、
先に向かうに従ってすぼまるようにします。

カリブーの群れが来ると、子どもや女性は大きな音を立てて群を追い込みます。

狩人はイヌクシュクの陰から弓矢で獲物を仕留めるのです。

肉を大地に埋めて保存することもあったそうで、そんな時、イヌクシュクは肉の在りかを示す目印ともなったのですね。

冬の長いカナダで、イヌクシュクは人々の生活を守ってくれるものでした。

今も、旅人を守っています・・・

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